宇宙人と交信する際、紫のウィッグをかぶってるんですよね

──ところで、ザべスさんのイメージがいつもと違いますが、紫色のウィッグや衣装に何か秘密はあるのでしょうか?

ザベス:秘密!これは、設定的な秘密とリアルな秘密があるんですけど、どっちがいいですか?(笑)

──では、設定的な方からお願いします(笑)

ザベス:はい、設定的な方をお話しするとですね、このアルバム「宇宙ビィーム」と連動した小説があるんですね。その主人公をイメージしています。主人公は宇宙人に非常に興味がある女の子なんですが、その子が宇宙人と交信する際、紫のウィッグをかぶってるんですよね。それだけ聞くと「は?」と思うかもしれませんが、気になった方は是非小説読んでみてください。

──どんな主人公か気になりますね。アルバムと小説が連動しているというのも、とても興味深いです!ちなみに、リアルな秘密の方は…?

ザベス:リアルな方ですか?・・、ただ単に素で顔を晒すのが恥ずかしかっただけです(笑)

歌詞には書ききれなかった部分がどんどんあふれ出しちゃって

──小説「音楽連動型小説『宇宙ビィームのあの子』」は、どういったキッカケで始まったのでしょうか?初めて小説を書いたとのことで、そのお気持ちも合わせてお聞かせください。

ザベス:キッカケってなんやったかなー。なんでしたっけ?わすれてしまった・・・なんせ、小説に関してはめちゃくちゃ恥ずかしさがあって全然宣伝していませんし、それに関する記憶が消えています(笑)「彼はエスパー」を作詞したときに、結構作詞に行き詰ってしまって、途中ではてクエさんに相談したんですよ。

そしたら、「ひとつの物語みたいに書いてみてもいいかも」ってアドバイスをくださって、「なるほど!」となってから、お話のような歌詞を作ったんですよ。そしたら、はてクエさんがすごく褒めてくださって。はてクエさんとDさんと3人で「彼はエスパー」について話したときに、すごく盛り上がったんですよね。

「この子はこういう過去があるんやろうな・・・」とか、歌詞には書ききれなかった部分がどんどんあふれ出しちゃって、それが小説につながったと思います。書いてみたはいいけど、これが面白いのかどうかとか、自分では全くわからんし自信ないしで、まだ恥ずかしさが残ってる感じです。でも、せっかく書いたものを作った本人が恥ずかしがっていたらダメだと思うので、これからはちゃんと言っていこうと思います!是非、小説も読んでみてください!!(クソデカボイス)

──(笑)記事の中にしっかりリンク入れておきます!

ザベス:ありがとうございます!(笑)

音楽連動型小説『宇宙ビィームのあの子』

ある少女が、ラジオノイズの隙間に"宇宙人の声"を聞いた。 それ以来、彼女の中で"宇宙人"の存在は大きく、大切なものになっていく。
彼女の日常と、それを取り巻く世界のお話。

(編注:楽曲とリンクしていて、ワクワクドキドキが溢れたとても面白い小説でした!!是非曲と合わせて読んでみて下さい。オススメです!)

おかずをシェアするかどうかって、人それぞれの価値観があると思うんですよ

※撮影風景(カメラマンのリクツコジマとザベス)

──今回、宇宙ビィームではMV撮影をされてますが、撮影中の気になるエピソードはありますか?

ザベス:そうなんですよ。人生で初めて、モデル撮影みたいなものとMV撮影をさせていただきました。いやー、めっちゃ緊張しました。そして、恥ずかしかった。

撮影スタジオをお借りして、当日のスケジュールをざっくりと組んで、まるでモデルさんのような感じで。その頃にはザベスがカナダに移り住むことが決まっていて、タイムリミットがあったのであまり時間がない状況で。撮影スタジオの予約から衣装決めやアイテム調達など、色々とバタついた感じはありました(笑)

カメラマンは、烏兎怱々レコード所属のアーティスト「electronic marionette」の撮影もしている、リクツ先生が担当してくださいました。初対面だったんですけど、とても優しい雰囲気の方で、ザベスが緊張しているのを見越して、はじめの方はポーズの提案を多めにしてくださって、助かりました。

Dさんもサポートで来ていただいてたんですけど、撮影のアイディアを出したり、私たちが気づかないような細かい部分をしっかり見てくれたり、ザベスの気持ちを盛り上げてくれたり(笑)たくさんサポートしていただきました。終始和気あいあいな感じで楽しかったです!

撮影中のエピソードではないんですけど、撮影が終わった後にお昼ご飯を食べに、ファミレスに行ったんですね。みんなそれぞれ違うメニューを頼んで、3人でメインのおかずを交換し合って食べたのが楽しかったです。

※実際に食べたおかず3種

学生みたいなエピソードなんですけど(笑)おかずをシェアするかどうかって、人それぞれの価値観があると思うんですよ。そういうの嫌な人もおるやろうけど、この3人はシェアしたい派で価値観が合ってよかったねって話してました。

何かを一緒に制作していく仲間なので、そういう些細なことでも価値観合っててうれしいねって話して、ほくほくした気持ちで帰った記憶があります。